<ホーム・チーム>
「おっ、打った! よし、行けッ、……
よっしゃぁ入ったァ!!」
「さっきから何騒いでるんだラファエロ?」
「おうレオ! 見ろよほら、松井のホームランで逆転だぜ!」
「ああ、大リーグか」
「やっぱスゲェよ松井は。流石にサムライの国日本は一味違うぜ!」
「ふぅん……でも日本人選手なら、イチローの方が俺は好きだな」
「何でだよ?」
「だってバッティングは巧いし足も速いし、それに凄い強肩だし。彼程オールマイティな
選手も中々いないよ。俺も見習わなくちゃな」
「何言ってんだよ、野球の醍醐味はホームランだろ! 第一、イチローってマリナーズ
じゃねぇか。NY市民ならヤンキース応援しろよ!」
「そんなの個人の自由だろ。大体、俺たちいつ
NY『市民』になったんだよ?」
「
あ。」
亀たちって不法滞在に当たるんですかね? 盗電してるし(爆)。
<兄心>
「ラフ……ちょっといいか?」
「あ? 何だよそんな深刻な顔しやがって」
「俺は心配なんだ……俺たちは亀で、忍者だけど、まだ15歳だ。きっとどこかで何か
間違えたり、失敗したりするかも知れない」
「? あー、まあ、そうかもな」
「勿論、俺たちならお互い助け合えるし、やり直しだって出来る筈だよな?」
「……ああ……?」
「だったら話してくれないか? 悩みがあるなら聞くから!」
「は? 何だよ突然!?」
「頼む……もしお前がこのまま裏社会の人間にでもなったら俺はスプリンター先生に
顔向け出来ない……!!」
「ちょ、待て一体何の話だ!? 何でオレが裏社会と関係があるんだよ!!」
「
だってお前、あんなピッキング技術なんてどこで覚えたんだ!!?」
「
…………………………」
3話ネタ。余りにも手馴れてたんでつい(笑)。
<フェロモン>
「突然だけどさー。レオって凄い
エロいよねー……」
「
本当に突然だな。どうしたマイキー、頭でも打ったか?」
「もー! 相変わらずラフってば失礼だな! オイラ真剣なのに!」
「真剣だから余計に性質が悪いんじゃ……まぁ、気持ちはわからなくはないけどね」
「お前もかドニー」
「何て言うのかなー、色気っての? が凄いと思うんだよね。戦ってる時とか特にさ」
「あぁーわかるわかる。あの一声一声が妙に耳に残るよねぇ」
「…………おい」
「でしょー!? 戦闘中しょっちゅう敵に囲まれてるのそれが原因だと思わない!?」
「そうだなぁ……実は何か特殊なフェロモンでも分泌してるんじゃないか?」
「えー敵を引き寄せるフェロモンとか?」
「それか『
つい虐めて啼かせたくなる』フェロモンとか」
「きゃードナちゃんたらドS発言! こっわーい♪」
「お前ら………………」
「
――――ッ!!?(ぞくぞくっ)」
「どうした、レオナルド?」
「い、いえ、何だか悪寒が……」
新亀のレオは敵に(味方にも)モテモテ過ぎると思います(笑)。
ザコ敵から巨大爬虫類まで皆レオレオ言い過ぎ狙われ過ぎ(爆)。